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ニコっとタウン その1 下 [日常の些事]

ニコっとタウン その1 下

はい、昨日の続きです。

やれやれ。
これってゲーム?とか何とか言いながら、新しい玩具にもう夢中です。目なんてキラキラしてます。
パジャマ姿で、タウンを徘徊しています。

これは、ちょっとした冒険気分です。
なんだかんだで、すっかり楽しんでるにじなのでした。

タウンには小分けにされた、街区がいくつもあって、そのそれぞれに、奇妙な服装の人たちが何人もいて、歩いたり会話をしたりしています。
もちろん釣堀だってゲームセンターだって神社だって、スキー場まであります。

早速、釣り掘に突撃です。タウンの人に混じって、竿を出して見ます。
みんな、おしゃべりしながら、和気藹々と釣りをしているものかと思ったら、以外と寡黙に淡々とやってますね。
まあ、海釣りではないので、そんなものでしょうか?

さすがに、釣堀です、竿代と餌代を払わなくてはなりません。
でも、ちゃんと無料の竿と餌も用意されています。本当に良くできています、ありがたい配慮です。

無料のセットで、皆に交じって、恐る恐る釣りの開始です。
誰も、にじを気にかけることもなく、世間話をする気配もないので、にじも皆のを真似をして、寡黙に浮きをにらみます。

2分ほど待つと、アラーム音と共に、画面が変わります。
魚が来ました。真ん中のオレンジ色の円に、魚が入るのを見計らってマウスをくりくりすること数回。

ちゃんと釣れました。

ザリガニです。

その次は

タニシです。

「目標をセンターに入れて…スイッチ。目標をセンターに入れて…スイッチ。目標をセンターに入れて…スイッチ。」


しんじ.jpg


やっぱり、ザリガニとタニシばかり


にじの子供の頃の記憶で言うと、
竿は木の枝、糸はタコ糸、餌はよっちゃんイカ、という装備なんですかね。
小学生の低学年の頃は、近所の川に友達と連れ立って、ザリガニを釣りにいったものです。

一匹目のザリガニが釣れるまでは、餌はよっちゃんイカ。
2匹目以降は、釣ったザリガニの尻尾をもいで、それを餌にしました。

たまに、小学校の上級生が来て、これで釣れるんだぜって、ピカピカ光る金属製のルアーを大事そうに取り出して、
川の岸辺のコンクリート護岸の縁から真下にルアーを下ろしてしばらく上下にゆすって引き上げると、金属のルアーの先に真っ赤なザリガニがついてきた時の驚きは尋常ではありませんでした。
彼は、もうそれだけで英雄でした。
もちろんどんなに頼んでも、そのルアーを貸してくれることはなく、彼はしばらくザリガニを釣ると、颯爽と帰っていきました。

日が傾く頃までかかって、バケツいっぱいにザリガニを捕まえて、得意になって家に帰ると、毎回母親に手ひどくしかられました。
今考えると当然です。なんせ、近所の川で釣ったザリガニは並外れてドブの臭いがひどく、家で飼うどころの話ではありませんでした。

当時のにじは、今とあまり変わりなく、学習能力が人並みはずれて欠落していましたので、
散々怒られた挙句、もう暗くなった道を、ザリガニ入りのバケツを手に、何度も何度も近所の田んぼにザリガニ放流に向かったものです。

そんなかんじで、タウンを徘徊したり、幼少期を回想したり、しているうちに貴重な日曜日の朝はどんどん消費されていきます。

目の前の、窓から見渡す空は相変わらず、どんよりしていて、日曜日のうきうきの気配さえ見えてきません。
相方は、一生懸命、今日のるんるんを目の前の箱と相談中です。

さて、今日はどこに行こうかな?(るんるん その1に続きます)



結局、ブログのサイドバーには、可憐とは程遠い、さえないパジャマ姿の少年が追加されただけでした。

あまり、体裁は良くなりませんでしたとさ。

やれやれ。

って、このパジャマの男の子がにじの化身なの!?
ぷぷぷぷ
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