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るんるん徘徊 その2 下の上 [日曜日の過ごし方]

 今日も暑いです。昨日は、引越しのための物件探しに行ってきました。
今回は、選びたい放題です。駅までの距離を一切気にしないでいいからです。きちんと陽射しが遮れて、明るくて、静かで、適度に広かったら、もうどこでもOKです。
それにしても、不動産屋さんの話では、この貧乏長屋のあたりが大人気で、待ちが出てるほどなのだそうです。
地元の、不動産屋さんなので、最近の治安の悪化も当然ご存知で、みなさん交通の便と新しい区画しか見ないから、と、ちょっと溜息まじりです。
入居後の、トラブルも随分あったような雰囲気です。

それにしても、いろんな物件があるものです。中には、この貧乏長屋と同じ家賃の2階建ての一軒屋、小さい庭と駐車場付き、日当たり、風通し良好、大パノラマ付きなんていうものまで、飛び出しました。
もう、わくわくですね。

 仕事もしないで、一日物件を見に歩いてしまいました。
お陰で、軽く熱射病ですw。皆様もご注意ください。

さて、続きです。
順番の振り分けに、一貫性がないのは、書きかけの原稿のまま切り売りしている状態で、本文の終わりがまだ見えていないのです。www

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るんるん徘徊(その2 下の上)

 食事を済ませると、パン屋さんの向かいの小学校の横の雑木林へと向かいます。雑木林の先もやはりくぼ地になっていて、公園として整備されています。
にじの町の役所の人たちは、つくづく湿地を整備して、誰も来ない秘密の公園にすることが好きなようです。

 やっぱり、この随分と広い公園にも人気がありません。
おまけに、花もなく、観察心を誘うようなものが、何も見つかりません。いっそ、柔らかそうな木の根の辺りの土でもほじくって、おけらでも探そうかとも思いましたが、
小雨の、人気のない公園で土をほじくっていたら、ただの変質者ですね。近隣住民に通報でもされたら、折角のるんるんが台無しです。

ここは、おとなしく、引き下がりましょう。

 公園を通り抜けると、又住宅地ですが、この辺りは比較的古くから、小さな工業団地を形成していたようで、この町にしては比較的きちんと区割りがされています。
おしぼり工場やダンボール工場、印刷屋さんなど、小さな工場が住宅の中に見え隠れしています。
そんな小さな工場の軒先を眺めながら進むと、大通りにぶつかります。
先ほどの旧街道のさらに旧道になるのでしょうか。

ここで、今日の第2チェックポイントの中古やさんです。

 にじは、中古やさんがだいすきです。
中古屋さんの陳列棚に並ぶ道具たちは、捨てられた子犬みたいに、おとなしく尻尾を振って、上目遣いににじを眺め、静かに次の主を待っています。

もう、いらないものでも、欲しくなってしまいます。

まだ、ぴかぴかのGX-747。オープンリールなんざ、最早誰も覚えていないでしょう。そんなものがあったのです。
でも、にじは覚えてますよ、固定式の4ヘッドながら、4trの録音不可、2tr38も不可。
しかし、すっきりまとめ上げられた、洗練されたデザインは、当時も今も、惚れ惚れします。

JBL4343。大艦巨砲主義のよき時代のスタジオモニター。バッフルの青がなんとも魅力的です。
かつて、ジムランなとと呼ばれていたのが懐かしいです。
勿論、貧乏長屋にはそんなものを置くスペースなどありません。でもたまらなく魅力的です

マイクロのレコードプレイヤー、結び目のない糸ドライブ。名機です。
でも、もうレコードもカートリッジもありません。

アンプを筆頭に、この時代のオーディオたちは皆、個性的で優雅なデザインのものばかりです。眺めているだけで幸せになれます。
にじは、特にLUXMANのアンプのデザインが、大好物です。TANNOYの同軸のブックシェルフスピーカーが安く出てたら、思わずお持ち帰りしてしまうかもしれません。


でもね、そんなに、さびしそうに見られても、お金も、用途も、置く場所も、一番大切な情熱もないのです。

本のコーナーを覗くと、また珍しい本がありました。


よしざかたかまさ.jpg
「吉阪隆正の迷宮」2004年TOTO出版

この本が出たのは知っていましたし、中もぱらぱらとは、見ていたので内容も、大まかには知っていました。
にじは、基本的に対談集は、退屈なのであまり好きではないですし、しかも、資料性の薄い本には魅力を感じません。
当然、そんな本には1800円は、払わないのです。
中を見ると、知った顔ぶれの写真が、ちらほら。
中古の950円は、かなり微妙な値段ですが、これも日曜日の力です、連れて帰ることにしました。

不思議なものです、民間人が一寸買ってみる本でもないと思うのですが、近所に関係者でもいるのでしょうか?
それとも、出版者側の関係者が、しぶしぶ買わされたのでしょうか?

小雨も上がって、中古屋のロゴの入った、ビニールの袋を前後に振って、るんるん再開です。


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今日もこんなに、退屈な文章に最後まで、お付き合い頂き、ありがとうございました。
明日も、この続きです。


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